2016年06月28日

心すれ違う夜(ジュード・デブロー)

 ニューヨークで恵まれない女性たちのために力を尽くしてきた美女テンペラス。彼女は高圧的な物言いをし、強い目をしている。そんな彼女の母はか弱い女性。

 父が亡くなり1人でいた母が再婚した。しかもその再婚相手はテンペラスに「スコットランドへ来ないと金は一銭も渡さない」と言ってきたのだ。仕事をしてたテンペラスは義父に復讐するため浪費を始める。そんな時に義父が言ってきたひとつの希望の言葉。それは「義父の甥に花嫁を見つけること」それが果たせたらニューヨークへ行ってもいいといったのだ。

  テンペラスは半分脅される形で田園地帯の領主、ジェイムズのところへ行く。ジェイムズはついたばかりのテンペラスを叔父が送り込んだ花嫁候補と勘違いをして追い出そうとするが、テンペラスは食ってかかり、何とかそこにいられるようになった。

 初めはいやいやだった生活もだんだんと楽しくなり、次第にテンペラスはジェイムズに引かれていくようになる。お互いに惹かれ始めたとき、ジェイムズはテンペラスの目的を知り激怒してしまった。しかもその喧嘩中に知ってしまった祖父が残した遺言書。それを満たすためにつれられてきた形だけの花嫁。何も知らず翻弄され、騙されたテンペラスは怒り、領地を飛び出してしまう。そんな彼女に訪れる未来とは?


 私ははじめテンペラスの義父が何て意地悪オヤジなんだ!?と思っていましたが、読んでいるうちに、彼は「庇護の必要なものを目の届かない所にやりたくない」と思っていたと知り、実は思ったよりはいい人なのかも?と思いました。しかもこのジェイムズの家系にはギャンブル好きの血が流れているらしく、ジェイムズの弟がそうなのだと書いてあったが、実は「3児の父で、弁護士」と知り、しかもその誤解の原因を知ったとき、「アホかこいつら」などと突っ込んでしまった。

 先日実家に帰った時に、久しぶりに母が乗っているスバルに乗りました。普段軽自動車なので、若干運転しづらい感じはしましたが、思ったよりも体が覚えていたのでちょっとびっくりしました☆忘れない物なんですね~~~。
  


Posted by Murasaki at 02:16ロマンス小説
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